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2018年米国雇用にまつわるマーケットレポート

米国の雇用基調に変化はない

2017年12月非農業部門雇用者数は前月比14.8万人増加した。
ブルームバーグの集計による市場予想平均同19.0万人の増加に到着していなかったが、3ヶ月移動平均で測定した雇用の増加率は20.4万人で、20万人を超えています。
労働市場の基調に変化はないと思われます。


米国の失業率は低いレベルで足踏み状態

失業率は前月比横ばいの4.1%だった。米国の労働市場は概ね完全雇用の状態にあると見ることができます。
賃金上昇率は前月比0.3%、前年同月比2.5%増、両方の市場予想と一致した。
それぞれ前月の0.1%増、同2.4%の増加を上回ったが、増加傾向は継続力強さが感じられません。
物価上昇が鈍く、コストの増加を製品価格に転嫁することが困難点で、企業が賃金抑制に注力しているためと考えます。


金融緩和の解除は行わ見通し

雇用統計が発表された8日、米国市場での堅調な雇用統計の内容を受けて株価が上昇、債券価格は下落(債券利回りは上昇)した。
しかし、雇用の増加が市場予想に及ばなかったうえ、米連邦準備制度理事会FRB)の利上げの加速を促す程度の賃金上昇率の増加が見られなかったため、収益率の上昇は小幅にとどまった。

米国の景気・雇用は順調に拡大しています。
失業率は、完全雇用を表しているとされているレベルまで低下してきたが、賃金、物価もまだ低い上昇率にとどまっているため、FRBが利上げの速度を向上させる必要性が少なくなります。
今後も金融緩和の解除は、「適切な速度」で行われる公算が大きいと思われます。

円ドル相場の見通し

現在の円ドル相場

情勢から鑑みるに、今後も相場の動きが見込まれます。
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